
「ウェブ解析士の資格に興味があるけど、難易度ってどのくらいなんだろう…」
「未経験でも合格できるのかな…」
「ウェブ解析士を取ったら、次はどうすればいい?」
このような疑問を抱えていませんか?
結論から言うと、ウェブ解析士の難易度は決して高くありません。独学でも十分合格可能な資格です。
ただし、ウェブ解析士はあくまで「入門資格」です。本当に実務で活躍したいなら、上級ウェブ解析士まで目指すことを強くおすすめします。
実際、私自身も2022年10月に全く別の業界からウェブ業界に転職し、2023年8月にウェブ解析士、同年12月には上級ウェブ解析士まで取得しました。この記事では、ウェブ解析士の難易度と、上級への道筋を詳しく解説します。
ウェブ解析士の難易度は?合格率から見る実態
2024年最新の合格率データ
ウェブ解析士協会が公表している公式データによると、2024年12月の合格率は79%です※1。
※1 出典:WACA資格 受講者数・受験者数・合格率(2024年12月1〜31日) – 一般社団法人ウェブ解析士協会
過去のデータを見ると、2023年以降は合格率が大幅に上昇しており、取得難易度は「やさしめ」の資格と言えます。
試験が易しくなった3つの理由
1. 持ち込み可能
公式テキスト(PDF)、講座スライド、自作の用語集などの持ち込みが可能です※2。暗記に頼らず、理解を重視した試験になっています。
※2 出典:試験時、PDF版テキストの持ち込みは可能ですか? – ウェブ解析士協会
2. 試験形式が4択問題に統一
全50問が4択の選択式問題です※3。記述式はないため、時間配分がしやすく落ち着いて解答できます。
※3 出典:ウェブ解析士とは – ウェブ解析士協会公式サイト
3. 試験時間が十分に確保されている
90分で50問を解くため、1問あたり約1.8分使えます。テキストを参照する時間も十分あります。
【体験談】私が受験したときの感想
正直に言うと、ウェブ解析士の試験は「意外と簡単だな」というのが率直な感想でした。選択式なので、完全に分からない問題でも選択肢から推測できますし、公式テキストをPDF検索できるのは本当に助かりました。私は業界未経験からのスタートでしたが、独学2ヶ月くらいで一発合格できました。ただ、最初から「上級ウェブ解析士」を目指していたので、ウェブ解析士は通過点という意識で臨んでいました。
ウェブ解析士の試験内容を詳しく解説
出題範囲と試験形式
2025年度の公式テキストは以下の9章構成です※4:
※4 出典:ウェブ解析士とは – テキストと問題集 – ウェブ解析士協会公式サイト
- 第1章:ウェブ解析と基本的な指標
- 第2章:事業戦略とマーケティング解析
- 第3章:デジタル化戦略と計画立案
- 第4章:ウェブ解析の設計
- 第5章:インプレッションの解析
- 第6章:エンゲージメントと間接効果
- 第7章:オウンドメディアの解析と改善
- 第8章:ウェブ解析士のレポーティング
- 第9章:マーケティングにおける生成AIの活用
試験概要
- オンライン形式(いつでもどこでも受験可)
- 試験時間:90分
- 出題数:50問(4択問題)
- 合格ライン:非公開
- 試験費用:17,600円(税込)
ウェブ解析士に必要な勉強時間は?
勉強時間の目安
ウェブ解析士協会の公式見解では、以下の勉強時間が推奨されています※5:
※5 出典:ウェブ解析士とは – 資格取得までの期間・学習時間の目安 – ウェブ解析士協会公式サイト
ウェブ業界経験者
- 学習期間:1〜1.5ヶ月
- 学習時間:15〜30時間
ウェブ業界未経験者
- 学習期間:2〜4ヶ月
- 学習時間:40〜60時間
【体験談】実際に勉強してみて感じたこと
私は働きながらの受験だったので、平日はほとんど勉強時間が取れませんでした。そのため、土日にまとめて勉強する週末集中型で進めました。期間は約2ヶ月、トータル40時間ほどです。公式テキストを週末に読み込み、問題集を繰り返し解くというシンプルな方法でしたが、それで十分合格できました。独学でも全く問題ありません。ただ、「確実に一発合格したい」という方は、認定講座を受講するとより効率的だと思います。
独学vs認定講座、どちらを選ぶべき?
費用比較
ウェブ解析士協会の公式情報によると※6:
※6 出典:ウェブ解析士とは – ウェブ解析士の取得にかかる費用 – ウェブ解析士協会公式サイト
認定講座を受講する場合
- 公式テキスト:4,400円
- 講座費用:11,000円
- 試験費用:17,600円
- 合計:33,000円
認定講座を受講しない場合
- 公式テキスト:4,400円
- 試験費用:17,600円
- 合計:22,000円
私の結論としては、独学でも十分合格可能です。ただし、「確実に一発合格したい」「効率的に学びたい」という方には、認定講座の受講をおすすめします。
おすすめの学習方法(3ステップ)
ステップ1:公式テキストを流し読み
まずは公式テキストを1周読みましょう。この段階では完璧に理解しようとせず、全体像を掴むことを意識してください。
ステップ2:公式問題集を繰り返し解く
問題集を最低3周は解きましょう。間違えた問題はテキストで該当箇所を確認し、理解を深めます。
ステップ3:基礎知識を定着させる
計算問題(CVR、CPAなど)は繰り返し解いて、計算式を体で覚えましょう。
ウェブ解析士は通過点!上級を目指すべき理由
ウェブ解析士と上級ウェブ解析士の違い
| 項目 | ウェブ解析士 | 上級ウェブ解析士 |
|---|---|---|
| レベル | 基礎知識の習得 | 実務での提案・コンサル |
| 難易度 | やさしめ | やや難しい |
| 受験料 | 17,600円 | 88,000円(講座込) |
| 学習期間 | 1〜2ヶ月 | 2.5〜3ヶ月 |
| 実務活用度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
なぜ上級まで目指すべきなのか?
私がウェブ業界に転職する際、ウェブ広告スクールの講師の方々が全員「上級ウェブ解析士」を保有していました。その姿を見て、「この業界で活躍するなら、上級まで取るのが当たり前なんだ」と感じました。
実際、ウェブ解析士は基礎知識の習得には役立ちますが、実務で使える実践的なスキルは上級で身につきます。
上級ウェブ解析士で学べること
- GA4の高度な設定・分析手法
- クライアントへの提案書作成
- KPI設計とPDCAの実践
- レポーティングスキル
【体験談】上級ウェブ解析士まで取得して良かったこと
私は2023年8月にウェブ解析士を取得した後、同年12月に上級ウェブ解析士も取得しました。正直、ウェブ解析士の知識だけでは実務で物足りなさを感じていたので、上級を取って本当に良かったです。上級を取得してからは、クライアントへの提案時に「上級ウェブ解析士の資格を持っている」と伝えると、信頼度が全く違います。また、GA4の高度な分析手法を学べたことで、データに基づいた説得力のある提案ができるようになりました。本気でこの業界で活躍したいなら、上級まで目指すことを強くおすすめします。
まとめ:ウェブ解析士は簡単!でもゴールは上級
ウェブ解析士の難易度は決して高くありません。独学2ヶ月でも十分合格可能です。
ただし、ウェブ解析士はあくまで「入門資格」です。本当に実務で活躍したいなら、上級ウェブ解析士まで目指しましょう。
なお、上級ウェブ解析士を受験するには、ウェブ解析士の正会員であることが必須条件です。まずはウェブ解析士を取得し、その後上級にチャレンジする流れになります。
この記事のポイント
- ✅ 合格率79%(2024年12月)で難易度は低め
- ✅ 試験は4択問題、持ち込み可能
- ✅ 独学2ヶ月で合格可能(週末集中型でもOK)
- ✅ ウェブ解析士は通過点、上級を目指すべき
- ✅ 上級受験にはウェブ解析士の正会員資格が必要
「ウェブマーケティングのプロになりたい」
「データ分析のスペシャリストとして活躍したい」
「キャリアアップして年収を上げたい」
そんなあなたは、まずウェブ解析士から始めて、上級への道を歩んでください。
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